北海道 道南地区 異国情緒たっぷりの函館の重伝建

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 これは寒い日の夜20時頃の函館山からの撮った写真です。最後の写真は函館山展覧台です。ここは古くから日本三大夜景の一つと呼ばれております。日本三大夜景とは函館、神戸と長崎だそうです。そう言えばどれも綺麗でした。どの街でも苦手な夜景に挑戦してロクな写真をゲットできておりません、わが腕を嘆くばかりです。ほとんどのお客さんは函館の波止場辺りで食事を済ませてバスかケーブルカーで上がってきます。冬場は気温が零下10度位に下がり、忍耐時間は30-40分程度になります。夜景を素人でも綺麗に撮ろうと思ったら空気が澄んでいる冬の晴れの日が良いでしょう。今回20-30枚は撮りましたが、果たして使えるのは2-3枚でしょうか?挑戦は続きます。

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 函館山の真下のケーブルカー駅の近所に重要伝統建築物群保存地域があります。保存地域の範囲は旧函館区公会堂周囲から函館正ロシア協会復活聖堂周囲と金森倉庫の周囲に集中してます。総面積は14.5m2です。ここは神戸と長崎に似ております。共にロシアを含む欧米人が居留したところです。文明開化の臭いがする場所です。 Hotels.com

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 函館は路面電車が走っております。私が子供の頃は多くの街で路面電車が走っておりましたが、現在は18の都市に減っているそうです。大都市ではこれがほとんど地下鉄に置き換わりました。残っているのは、札幌薄野、函館、東京荒川線、東急世田谷線、富山地方鉄道と万葉線、豊橋鉄道、福井の京福電鉄、京阪電気鉄道京津線、京福電鉄嵐山本線と北野線、阪堺電気軌道阪堺線と上町線、岡山電気軌道、広島電鉄、土佐交通、伊予鉄道、長崎電気軌道、熊本市交通局、鹿児島市交通局です。

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 ここは酒屋から近く、重伝建の入り口です。少なからず古い建物が存在します。一つ一つ見て行くのがまた楽しいのです。夜になればここは居酒屋やバーが立ち並ぶ飲み屋街になるのであろうと思われます。昨晩訪問したバーは昔のお金持ちの屋敷の改造した建物でした。当時を振り返って酒の肴にして当地の清酒を頂く、なんて良い旅心地になるのでしょうか。私は毎日10000歩を目標に歩いております。散歩をしながら居酒屋に目星を付ける。なんと良い日であると思います。

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 私が好きなコースは函館ハリストス教会付近の街並みです。神戸では異人街、長崎では南や東山手がありますが、全く感覚が異なります。どこも欧米の文化の影響を受けてますが、受けた国とその街の歴史をみれば古い街並みの様子が変わるのも頷けます。百聞は一見にしかずです。

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 この通りの名前はチャチャ登りと言います。アイヌ語でお爺さんが背中を曲げて歩いているという意味だそうです。お爺さんでなくても、この坂を登れば誰でも腰が曲がります。この辺りの教会群は一つの宗教でなく、色々な国の宗教が入っております。欧米の街ではあまり見かけない風景です。3つの宗教が隣同士で並ぶ風景は国際協調を表しているのかもしれません。これが函館の特徴です。

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 この道はサンフランシスコ坂と呼ばれて港が見えます。並ぶ建物は伝統的風情があります。ここはテレビの撮影によく使われるそうです。波止場のショッピングエリアとも近いので足を伸ばして散歩することをお勧めします。私は朝早く起きすぎて散歩をしました。新鮮な空気が街を覆い、青森行きのフェリーが出るのが見えました。以前は青函連絡船の北海道側の窓口でした。石川さゆりの代表的演歌である津軽海峡冬景色の舞台は青森港ですが、こちらも冬の別れの歌に似合いそうな港町です。

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 函館はグルメの街です。駅前の朝市は非常に有名になりました。海鮮丼と言えば函館を思い出します。非常に新鮮で食欲がそそります。焼いたホッケも美味しいですよ。居酒屋でたべたジャガイモのバター焼きは特別でした。焼きニシンがこんなに美味いとは思ってもいませんでした。寿司のしゃりや海鮮丼に使う北海道のコメも美味かったです。日本酒も堪りませんでした。